「格安SIMに乗り換えたいけど、手続きが難しそう…」
「電話番号はそのまま使える?何から始めればいい?」
格安SIMへの乗り換えを考えている人の多くが、このような不安を抱えています。
結論からお伝えすると、格安SIMへの乗り換えはたった5ステップで完了します。しかも、2023年5月から始まった「MNPワンストップ方式」により、以前よりさらに簡単になりました。
この記事では、格安SIMへの乗り換えで「やること」を、初心者の方にもわかりやすく順番に解説します。必要なものや注意点もまとめているので、この記事を読めば安心して乗り換えを進められます。
格安SIMへの乗り換え(MNP)でやることは5ステップだけ
まずは、格安SIMへの乗り換えの全体像を把握しましょう。
MNP(乗り換え)とは?電話番号はそのまま使える
MNP(Mobile Number Portability)とは、電話番号を変えずに携帯会社を乗り換えられる制度のことです。日本語では「携帯電話番号ポータビリティ」と呼ばれます。
つまり、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアから格安SIMに乗り換えても、今使っている電話番号をそのまま引き継げるということです。
友人や職場に電話番号の変更を知らせる必要がないため、多くの人がMNPを利用して乗り換えています。
格安SIMへの乗り換えは、すべて合わせても、実際の作業時間は1時間程度。SIMカードが届くまでの待ち時間を含めても、申し込みから使い始めるまで1週間〜10日ほどとなります。
格安SIMへの乗り換え5ステップ

| ステップ | やること | 目安時間 |
|---|---|---|
| 1 | 事前準備(書類・端末確認) | 10〜30分 |
| 2 | MNP予約番号の取得 | 5分〜5日 |
| 3 | 格安SIMの申し込み | 10〜20分 |
| 4 | SIMカードの受け取り | 2〜5日待ち |
| 5 | 回線切り替え・初期設定 | 15〜30分 |
乗り換えにかかる日数と費用の目安
格安SIMへの乗り換えにかかる日数と費用を確認しておきましょう。
日数の目安
| 手続き | 日数 |
|---|---|
| 申し込みからSIM発送 | 即日〜翌営業日 |
| SIMカード到着 | 申し込みから2〜5日 |
| 回線切り替え | 即日(数分〜数時間) |
費用の目安
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| MNP転出手数料 | 無料(2021年4月以降) |
| 解約違約金 | 無料(2022年7月以降の契約は原則なし) |
| 新規契約事務手数料 | 0円〜3,300円(格安SIMによる) |
| SIMカード発行手数料 | 0円〜440円程度 |
以前はMNP転出手数料として3,300円かかっていましたが、2021年4月以降は無料になっています。格安SIMによっては初期費用も無料のところがあり、乗り換えのハードルは大幅に下がっています。
電話が使えない「空白期間」はほぼゼロ
「乗り換え中に電話が使えなくなる期間があるのでは?」と心配する人も多いですが、空白期間はほぼありません。
現在の格安SIMは、SIMカードが届いてから自分で回線切り替え手続きをする方式が主流です。切り替え手続きをするまでは今のキャリアの回線が使えるため、電話が使えない時間は回線切り替えの数分〜数時間だけです。
回線切り替えの流れ
- 新しいSIMカードが届く
- 自分の好きなタイミングで回線切り替え手続きをする
- 数分〜数時間で新しい回線に切り替わる
- 新しいSIMカードをスマホに挿入して使い始める
回線切り替えは自宅でできるので、時間に余裕のあるときに手続きすれば安心です。
【事前準備】乗り換え前に用意するもの
格安SIMへの乗り換えをスムーズに進めるために、事前に必要なものを準備しておきましょう。
必要書類のチェックリスト
格安SIMの申し込みには、以下のものが必要です。
必ず必要なもの
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本人確認書類 | 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど |
| クレジットカード | 契約者本人名義のもの |
| メールアドレス | キャリアメール以外(Gmail、Yahoo!メールなど) |
| MNP予約番号 | 電話番号を引き継ぐ場合(ワンストップ対応なら不要) |
本人確認書類として使えるもの
- 運転免許証(おすすめ・住所変更がある場合は裏面も)
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- パスポート+補助書類
- 健康保険証+補助書類
- 住民基本台帳カード(写真付き)
多くの格安SIMでは、運転免許証かマイナンバーカードがあれば、それだけで本人確認が完了します。
SIMロック解除の確認
今使っているスマホを格安SIMでも使いたい場合は、SIMロックの状態を確認しましょう。
SIMロックの確認方法
iPhoneの場合
- 「設定」→「一般」→「情報」
- 「SIMロック」の項目を確認
- 「SIMロックなし」と表示されていればOK
Androidの場合
- 「設定」→「端末情報」または「デバイス情報」
- 「SIMカードの状態」を確認
- 「ロック解除されています」と表示されていればOK

SIMロック解除が必要な場合
2021年10月以降に発売されたスマホは原則SIMフリーですが、それ以前のスマホはSIMロックがかかっている可能性があります。
SIMロック解除は、各キャリアのマイページ(My docomo、My au、My SoftBank)から無料で手続きできます。解約後でも解除可能です。
キャリアメールからの移行
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、キャリアメール(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp)は使えなくなります。
乗り換え前に以下の準備をしておきましょう。
やるべきこと
- 新しいメールアドレスを作成
- Gmail、Yahoo!メール、iCloudメールなど
- 無料で作成でき、どの携帯会社でも使い続けられる
- 重要なサービスのメールアドレスを変更
- 銀行、クレジットカード、ネットショッピング
- SNS(LINE、X、Instagramなど)
- 会員登録しているサービス
- 連絡先にメールアドレス変更を通知
- 友人、家族、職場など
キャリアメールを継続したい場合
各キャリアでは「メール持ち運びサービス」を提供しています。月額330円(税込)で、乗り換え後もキャリアメールを使い続けることができます。ただし、ずっと費用がかかるため、無料のメールに移行することをおすすめします。
【手順解説】格安SIMへの乗り換え5ステップ
ここからは、実際の乗り換え手順を詳しく解説します。
ステップ1〜2:MNP予約番号の取得(またはワンストップ方式)
電話番号を引き継いで乗り換える場合、まずMNP予約番号を取得します。
MNP予約番号とは
MNP予約番号は、電話番号を引き継ぐために必要な10桁の番号です。現在契約しているキャリアで発行してもらいます。
MNP予約番号の取得方法
| キャリア | オンライン | 電話 | 店舗 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | My docomo | 151(9:00〜20:00) | ドコモショップ |
| au | My au | 0077-75470(9:00〜20:00) | auショップ |
| ソフトバンク | My SoftBank | 5533(9:00〜20:00) | ソフトバンクショップ |
オンラインでの取得がおすすめ
- 24時間いつでも手続き可能
- 待ち時間なし
- 引き止められることもない
MNP予約番号が発行されるまでの期間
| 取得方法 | 発行までの期間 |
|---|---|
| 大手キャリアのオンライン(ドコモ/au/ソフトバンク/楽天) | 即日 |
| 大手キャリアの電話窓口 | 即日 |
| 格安SIM(MVNO)のオンライン | 申し込み当日〜5日程度 |
MNPワンストップ方式なら予約番号不要
2023年5月から始まった「MNPワンストップ方式」に対応している格安SIMなら、MNP予約番号の取得が不要です。
乗り換え先の格安SIMの申し込み画面で「MNPワンストップを利用する」を選択するだけで、自動的に手続きが進みます。
MNPワンストップ対応キャリア(一例)
- 転出元:ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイルなど
- 転入先:多くの格安SIMが対応(各社の公式サイトで確認)
ワンストップ方式を使えば、乗り換えがさらに簡単になります。
ステップ3〜4:格安SIMの申し込みとSIMカード受け取り
MNP予約番号を取得したら(またはワンストップを利用する場合はそのまま)、格安SIMに申し込みます。
申し込みの流れ
- 格安SIMの公式サイトにアクセス
- 料金プラン、データ容量を選択
- SIMタイプを選択
- 音声通話SIM:電話もデータ通信も使う人向け
- SMS_SIM:ショートメッセージサービス(SMS)を使う人向け、データ通信もできる
- データSIM:タブレットやサブ機用
- MNP情報を入力
- MNP予約番号、有効期限、電話番号
- またはワンストップ方式を選択
- 契約者情報を入力
- 氏名、住所、生年月日など
- 本人確認書類をアップロード
- スマホで撮影してアップロード
- 支払い方法を登録
- クレジットカード情報を入力
- 申し込み完了
- 確認メールが届く
SIMカードの受け取り
申し込みから2日〜1週間程度で、SIMカードが届きます。届いたら中身を確認しましょう。
届くもの
- SIMカード
- 初期設定の説明書
- 契約書類
ステップ5:回線切り替えと初期設定
SIMカードが届いたら、回線切り替えと初期設定を行います。
回線切り替え手続き
- 格安SIMのマイページにログイン
- または専用の電話番号に電話
- 回線切り替えを申請
- 「MNP開通手続き」「回線切り替え」などのメニューから
- 切り替え完了を待つ
- 数分〜数時間で切り替わる
- この間、一時的に電話が使えなくなる
受付時間に注意
受付時間は、9:00〜19:00または21:00が多いです。受付時間外に手続きすると、翌日の開通になることがあります。時間に余裕を持って手続きしましょう。
SIMカードの挿入とAPN設定
APN設定(アクセスポイントネーム設定)とは?
APN(Access Point Name)設定とは、スマホを通信会社のネットワーク経由でインターネットへ繋ぐための、中継地点(アクセスポイント)を指定する初期設定です。
スマホがモバイルデータ通信を行う際、まず通信会社のネットワークに接続し、そこからインターネットへ出ていきます。APN設定では、この「通信会社のネットワークへの接続先情報」を登録します。
大手キャリアでは端末購入時にあらかじめ設定されていますが、格安SIMでは自分で設定が必要です。設定しないとインターネットに接続できませんが、一度設定すればその後は何もする必要はありません。
- スマホの電源を切る
- SIMカードを挿入
- iPhoneはSIMピンでトレイを開ける
- Androidは機種によって異なる
- スマホの電源を入れる
- APN設定を行う
- iPhoneの場合
- 構成プロファイルをダウンロード・インストール
- 格安SIMの説明書に記載のURLからダウンロード
- Andoroidの場合
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」
- 格安SIMの説明書に記載のAPN情報を入力
- iPhoneの場合
- インターネットに接続できるか確認
- Wi-Fiをオフにして、モバイルデータ通信で接続テスト
- 電話ができるか確認
- 発信・着信のテスト
これで乗り換え完了です。
乗り換えで失敗しないための注意点
格安SIMへの乗り換えで失敗しないために、知っておくべき注意点をまとめました。
MNP予約番号の有効期限に注意
MNP予約番号には15日間の有効期限があります。
ただし、多くの格安SIMでは申し込み時点で「有効期限が10日以上残っていること」が条件になっています。つまり、MNP予約番号を取得したら5日以内に申し込むのが安全です。
有効期限が切れてしまった場合
- 自動的にキャンセルされるだけで、ペナルティはなし
- 再度、無料でMNP予約番号を取得できる
慌てる必要はありませんが、スムーズに進めるためには早めの申し込みがおすすめです。
回線切り替えの受付時間に注意
回線切り替え手続きには受付時間があります。受付時間外に手続きすると、翌日の開通になってしまいます。
おすすめの手続きタイミング
- 平日の午前中〜夕方
- 土日祝日は混雑することがある
- 月末は避ける(解約タイミングの関係)
また、回線切り替え後は旧キャリアとの契約が自動的に解約されます。解約の連絡は不要です。
解約のタイミングと違約金
格安SIMへの乗り換えタイミングについて、知っておくべきポイントがあります。
月末と月初、どちらがお得?
旧キャリア側
- 多くのキャリアは解約月の料金が日割りにならない
- 月初に解約しても月末に解約しても同じ料金
- → 月末近くに切り替えた方がお得
格安SIM側
- 初月無料や日割り計算のところが多い
- 各社の条件を確認
違約金について
2022年7月以降に契約したプランは、原則として違約金(契約解除料)が発生しません。
それ以前の契約でも、違約金は最大1,100円程度に抑えられています(総務省のガイドラインによる)。違約金を気にして乗り換えを先延ばしにするより、早めに乗り換えた方が節約になるケースがほとんどです。
格安SIMへの乗り換えに関するよくある質問
乗り換えについて、よくある質問に答えます。
乗り換えのベストタイミングは?
結論:思い立ったときがベストタイミングです。
「月末がお得」「更新月まで待つべき」など様々な情報がありますが、現在は違約金もMNP転出手数料も無料なので、待つ理由はほとんどありません。
毎月5,000円節約できるなら、1ヶ月待つだけで5,000円の損失です。早く乗り換えるほど、トータルでの節約額は大きくなります。
強いて言えば、月末の数日前に回線切り替えを完了させると、旧キャリアの月額料金を無駄なく使い切れます。とはいえ、切り替えに日数もかかるため、計算通りにいかない場合もあります。思い立った時に切り替えるのが一番よいでしょう。
データやアプリは消える?
結論:消えません。
格安SIMへの乗り換えで変わるのは「SIMカード(回線契約)」だけです。スマホ本体に保存されているデータには影響しません。
そのまま引き継げるもの
- 写真、動画
- 連絡先
- アプリとそのデータ
- LINE、SNSのアカウント
- 音楽、電子書籍
注意が必要なもの
- キャリアメール → フリーメールに変更が必要
- キャリア決済 → 使えなくなる(別の支払い方法に変更:移行)
- キャリアポイント → 乗り換え前に使い切るか移行手続き
新しいスマホに買い替える場合は、事前にデータのバックアップを取っておきましょう。
乗り換え後に後悔しないために
格安SIMへの乗り換えで後悔しないためのチェックポイントです。
事前に確認すべきこと
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 通信エリア | 自宅や職場で電波が入るか |
| データ容量 | 毎月どれくらい使っているか確認 |
| 通話頻度 | 長電話が多い人はかけ放題オプションを検討 |
| 端末の対応 | 今のスマホが動作確認されているか |
おすすめの確認方法
- 現在のキャリアのマイページでデータ使用量を確認
- 通話履歴から月の通話時間を確認
- 格安SIMの公式サイトで動作確認端末をチェック
自分の使い方に合ったプランを選べば、乗り換え後も快適に使えます。
初めての格安SIM乗り換えにおすすめ:BB.exciteモバイル
格安SIMへの乗り換え手順がわかったところで、初心者におすすめの格安SIMを紹介します。
BB.exciteモバイルの特徴
1. 初期費用0円・解約金0円で始めやすい
BB.exciteモバイルは、新規契約事務手数料(通常3,300円)もSIMカード発行手数料(通常433円)も無料です。
さらに解約金もないため、「試してみて合わなかったらどうしよう」という心配なく乗り換えられます。初めての格安SIMにぴったりです。
2. ドコモ回線・au回線に対応
BB.exciteモバイルはドコモ回線とau回線に対応しています。ドコモまたはauで購入したスマホなら、SIMロックを解除しなくても使える可能性が高いです。
3. 選べる2つのプラン
Fitプラン(段階制)
| データ量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 低速のみ | 495円 |
| 〜3GB | 690円 |
| 〜7GB | 1,190円 |
| 〜12GB | 1,890円 |
| 〜17GB | 2,750円 |
| 〜25GB | 2,990円 |
使った分だけ支払う段階制プラン。「毎月どれくらい使うかわからない」という人や、月によって使用量が変わる人におすすめです。
Flatプラン(定額制)
| データ量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 5GB | 1,210円 |
| 14GB | 1,650円 |
| 30GB | 2,068円 |
| 40GB | 2,970円 |
| 50GB | 4,400円 |
毎月のデータ使用量が安定している人におすすめの定額プラン。余ったデータは翌月に繰り越せます。
4. 通話料が半額
「エキモバでんわ」を使えば、通話料が通常22円/30秒のところ、半額の11円/30秒に。
5. 光回線とのセット割引
BB.excite光を利用している場合、音声SIM1枚あたり月額220円の割引が受けられます(最大5枚まで)。家族で使えばさらにお得になります。
BB.exciteモバイルへの乗り換え手順
- SIMロックの確認・解除
- お使いのスマホがSIMフリーか確認
- BB.exciteモバイル公式サイトで動作確認
- お使いの端末が動作確認されているか確認
- MNP予約番号の取得
- 現在のキャリアで取得(ワンストップ対応の場合は不要)
- 公式サイトから申し込み
- 音声通話SIMを選択
- MNP情報を入力
- SIMカード到着後、回線切り替え
- マイページから開通手続き
- APN設定
- 同封の説明書に従って初期設定
初期費用0円なので、気軽に格安SIMデビューできます。
まとめ
格安SIMへの乗り換え(MNP)の手順をおさらいしましょう。
乗り換えでやることは5ステップ
やること
- 1.事前準備(本人確認書類、クレジットカード、メールアドレス)
- 2.MNP予約番号の取得(ワンストップ対応なら不要)
- 3.格安SIMへの申し込み
- 4.SIMカードの受け取り(2〜5日)
- 5.回線切り替え・初期設定
乗り換え前のチェックリスト
- 本人確認書類を用意した
- クレジットカードを用意した
- フリーメールアドレスを作成した
- SIMロックの状態を確認した
- 端末の動作確認をした
- キャリアメールで登録しているサービスを変更した
知っておくべきポイント
- MNP転出手数料は無料
- 違約金は原則なし(2022年7月以降の契約)
- 電話が使えない空白期間はほぼゼロ
- MNPワンストップ方式なら予約番号不要
格安SIMへの乗り換えは、思っているより簡単です。この記事を参考に、ぜひ乗り換えにチャレンジしてみてください。月々のスマホ代を大幅に節約できますよ。



