格安SIMを申し込もうとすると、「音声通話SIM」「SMS機能付きSIM」「データSIM」という選択肢が出てきます。
「この3つ、何が違うの?」
「どれを選べばいいかわからない…」
このような疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、初めて格安SIMを使う人、メインのスマホとして使いたい人は「音声通話SIM」を選べば間違いありません。
この記事では、3種類のSIMの違いを初心者にもわかりやすく解説します。自分に合ったSIMを選んで、格安SIMデビューを成功させましょう。
格安SIMには3つの種類がある
格安SIMには、使える機能によって3つの種類があります。まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
音声通話SIMとは
音声通話SIMは、電話もインターネットもSMSも、すべての機能が使えるSIMカードです。
携帯電話でできることがすべてできるため、「フル機能SIM」と呼んでもいいでしょう。大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で使っているスマホと同じように使えます。
音声通話SIMでできること
- 電話の発信・着信(090/080/070番号)
- インターネット(Webサイト閲覧、SNS、動画など)
- SMS(ショートメッセージ)の送受信
- 緊急通報(110番・119番)
今使っている電話番号をそのまま引き継ぐ「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」を利用する場合も、音声通話SIMを選びます。
わかりやすくたとえると…
音声通話SIMは「フルセット定食」のようなもの。ご飯、メイン、副菜、味噌汁がすべて揃っていて、何でもできます。

SMS機能付きSIMとは
SMS機能付きSIMは、インターネットとSMSが使えるSIMカードです。電話はできませんが、ショートメッセージの送受信はできます。
SMS機能付きSIMでできること
- インターネット(Webサイト閲覧、SNS、動画など)
- SMS(ショートメッセージ)の送受信
SMS機能付きSIMでできないこと
- 電話の発信・着信
- 緊急通報(110番・119番)
SMSが使えることの大きなメリットは、「SMS認証」ができることです。銀行アプリやSNSの登録など、多くのサービスでSMS認証が必要になっています。
わかりやすくたとえると…
SMS機能付きSIMは「ご飯と副菜のセット」。メインの電話機能はないけれど、日常的に必要な機能は揃っています。

データ専用SIMとは
データ専用SIM(データSIM)は、インターネットだけが使えるSIMカードです。電話もSMSもできません。
データ専用SIMでできること
- インターネット(Webサイト閲覧、SNS、動画など)
データ専用SIMでできないこと
- 電話の発信・着信
- SMS(ショートメッセージ)の送受信
- 緊急通報(110番・119番)
データ専用SIMは、3種類の中で最も料金が安いのが特徴です。電話やSMSが不要な用途、たとえばタブレットやサブのスマホで使う場合に向いています。
わかりやすくたとえると…
データ専用SIMは「単品のご飯だけ」。シンプルでその分安いけれど、おかずは自分で用意する必要があります。

3種類のSIMの違いを比較
ここからは、3種類のSIMの違いをより詳しく比較していきます。
使える機能の違い
3種類のSIMで使える機能を表にまとめました。
| 機能 | 音声通話SIM | SMS機能付きSIM | データ専用SIM |
|---|---|---|---|
| インターネット | ○ | ○ | ○ |
| SMS送受信 | ○ | ○ | × |
| 電話(発信・着信) | ○ | × | × |
| 緊急通報(110/119) | ○ | × | × |
| MNP(番号引き継ぎ) | ○ | × | × |
| LINE通話※ | ○ | ○ | ○ |
※LINE通話はインターネット回線を使うため、データ通信ができればすべてのSIMで利用可能です。
料金の違い
一般的に、機能が多いほど料金が高くなります。
| SIMの種類 | 月額料金の目安(3GBプランの場合) |
|---|---|
| 音声通話SIM | 700円〜1,000円程度 |
| SMS機能付きSIM | 600円〜900円程度 |
| データ専用SIM | 500円〜800円程度 |
音声通話SIMとデータ専用SIMの差額は、月額200円〜300円程度です。この差額で電話とSMSの機能が付くと考えれば、多くの人にとって音声通話SIMがコストパフォーマンスに優れています。
それぞれのメリット・デメリット
音声通話SIM
| メリット | デメリット |
|---|---|
| すべての機能が使える | 3種類の中で料金が高め |
| MNPで番号を引き継げる | – |
| 緊急通報ができて安心 | – |
SMS機能付きSIM
| メリット | デメリット |
|---|---|
| SMS認証が使える | 電話ができない |
| 音声SIMより少し安い | 緊急通報ができない |
| LINEの年齢確認ができる場合がある | MNPが使えない |
データ専用SIM
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 3種類の中で最も安い | 電話・SMSができない |
| 契約がシンプル | SMS認証が使えない |
| – | 緊急通報ができない |
【用途別】どのSIMを選べばいい?
「結局、自分にはどれが合っているの?」という疑問に、用途別にお答えします。
メインのスマホとして使うなら
おすすめ:音声通話SIM
普段使いのメインスマホとして格安SIMを使うなら、迷わず音声通話SIMを選びましょう。
理由は以下のとおりです。
- 電話番号が必要になる場面は意外と多い
病院や役所への連絡、宅配便の再配達依頼、お店の予約など、電話番号が必要な場面は日常にたくさんあります。 - SMS認証が使える
銀行アプリ、SNS、ネットショッピングなど、多くのサービスでSMS認証が必要です。 - 緊急通報ができる
110番(警察)や119番(消防・救急)への通報ができるのは、音声通話SIMだけです。万が一のときに命を守れます。 - 番号を引き継げる
今使っている電話番号をそのまま使いたい場合、MNPに対応しているのは音声通話SIMだけです。
タブレットやサブ端末で使うなら
おすすめ:SMS機能付きSIM または データ専用SIM
メインのスマホとは別に、タブレットや2台目のスマホで使う場合は、データSIMでも問題ありません。
SMS機能付きSIMがおすすめのケース
- タブレットでもSMS認証を使う可能性がある
- LINEをタブレットでも使いたい
- 料金差が数百円なら機能が多い方がいい
データ専用SIMがおすすめのケース
- とにかく安く済ませたい
- 動画視聴やネットサーフィンだけに使う
- SMS認証は必要ない
お子さまの見守り用・シニア向けなら
おすすめ:音声通話SIM
お子さまやシニアの方に持たせるスマホには、必ず音声通話SIMを選びましょう。
理由は「緊急通報ができること」です。
データSIMやSMS機能付きSIMでは、110番や119番に電話することができません。お子さまが危険な目にあったとき、シニアの方が体調を崩したとき、緊急通報ができないのは大きなリスクです。
また、お子さまの場合は学校や習い事からの連絡、シニアの方の場合は病院や家族との連絡など、電話が必要になる場面も多いでしょう。
LINEは使える?SIMの種類別に解説
「子供にスマホを持たせるなら、LINEで連絡を取りたい」という方は多いでしょう。ここでは、各SIMタイプでLINEが使えるかどうかを解説します。
各SIMタイプでのLINE利用可否
| 機能 | 音声通話SIM | SMS機能付きSIM | データ専用SIM |
|---|---|---|---|
| LINEアカウント新規作成 | ○ | ○ | × |
| LINEメッセージ送受信 | ○ | ○ | ○※ |
| LINE音声通話 | ○ | ○ | ○※ |
| LINEビデオ通話 | ○ | ○ | ○※ |
※すでにLINEアカウントを持っている場合のみ利用可能
LINEアカウントの新規作成にはSMS認証が必要
LINEアカウントを新しく作成するには、SMS認証が必要です。そのため、データ専用SIMではLINEアカウントを新規作成できません。
お子さまに初めてスマホを持たせる場合、LINEアカウントも新規で作ることになります。この場合は、音声通話SIMまたはSMS機能付きSIMを選ぶ必要があります。
LINE通話・ビデオ通話はすべてのSIMで可能
LINEの音声通話やビデオ通話は、携帯電話回線ではなくインターネット回線を使います。そのため、すでにLINEアカウントを持っていれば、データ専用SIMでもLINE通話は可能です。
ただし、以下の点に注意してください。
- 通話品質はネット環境に左右される:電波が弱い場所や回線が混雑する時間帯は、音声が途切れたり遅延することがあります
- データ通信量を消費する:LINE音声通話は1分あたり約0.3MB、ビデオ通話は1分あたり約5MBのデータを消費します
子供に持たせるならどのSIMがおすすめ?
お子さまにスマホを持たせる場合は、音声通話SIMをおすすめします。
理由は以下のとおりです。
- LINEアカウントを新規作成できる
- 緊急通報(110番・119番)ができる
- LINEが使えない場所でも電話で連絡が取れる
LINEは便利ですが、インターネット回線を使うため、電波の弱い場所では通話できないことがあります。万が一のときに備えて、通常の電話もできる音声通話SIMが安心です。
SIM選びで失敗しないための注意点
SIMの種類を選ぶ際に、知っておくべき注意点を解説します。
SMS認証が使えないと困るケース
データ専用SIMを選ぶと、SMS認証が使えません。これが問題になるケースは意外と多いです。
SMS認証が必要な主なサービス:
- 銀行アプリ(ネットバンキング)
- 各種SNS(X、Instagram、Facebookなど)の新規登録
- メルカリなどのフリマアプリ
- PayPayなどのQRコード決済
- Amazonや楽天などのネットショッピング
- LINEアカウントの引き継ぎ
「SMS認証なんて使わない」と思っていても、いざ新しいアプリを使おうとしたときにSMS認証を求められ、登録できない…ということが起こります。
メインのスマホにデータ専用SIMを入れてしまうと、これらのサービスが使えなくなる可能性があることを覚えておきましょう。
緊急通報(110/119)ができないリスク
音声通話SIM以外では、緊急通報ができません。
「自分は大丈夫」と思っていても、事故に遭遇したり、目の前で誰かが倒れたりする可能性は誰にでもあります。そのとき、110番や119番に電話できないスマホしか持っていなかったら…と考えると、怖いですよね。
特にお子さまやシニアの方に持たせるスマホでは、この点を絶対に見落とさないでください。
迷ったら音声SIMを選ぶべき理由
ここまで読んで「どれを選べばいいか、まだ迷う」という人は、音声通話SIMを選んでおけば間違いありません。
音声通話SIMを選ぶべき理由:
- 料金差は月額200〜300円程度
データ専用SIMとの差額はわずかです。コーヒー1杯分の差で、すべての機能が使えます。 - 後から「やっぱり電話が必要」と思っても変更が面倒
SIMの種類を変更するには、新しいSIMカードの発行が必要です。手数料がかかる上、届くまで数日かかることも。最初から音声通話SIMにしておけば、この手間を省けます。 - いざというときの安心感
緊急通報ができる、SMS認証ができる、電話ができる。この安心感は、月額数百円の差額以上の価値があります。

SIMの種類に関するよくある質問
格安SIMのSIMタイプについて、よくある質問に答えます。
後からSIMの種類を変更できる?
変更は可能ですが、手続きが必要です。
たとえば「データ専用SIM」から「音声通話SIM」に変更したい場合、以下の手順が必要になります。
- 格安SIM事業者に変更を申し込む
- 新しいSIMカードが届くのを待つ(数日〜1週間程度)
- SIMカードを入れ替えて設定する
SIMカードの変更には、多くの場合「SIM発行手数料」や「SIM交換手数料」がかかります。金額は事業者によって異なりますが、500円〜3,000円程度が一般的です。
このような手間と費用を考えると、最初から必要な機能が揃ったSIMを選んでおく方が賢明です。
データSIMでもLINE通話はできる?
はい、LINE通話(音声通話・ビデオ通話)はデータSIMでも利用できますが、注意点があります。
LINE通話は、携帯電話回線ではなくインターネット回線を使って通話する仕組みです。そのため、データ通信ができるSIMであれば、音声通話SIMでなくてもLINE通話が可能です。
ただし、注意点があります。
- LINEアカウントの新規作成にはSMS認証が必要
新しくLINEアカウントを作成する場合、SMS認証が必要です。データ専用SIMでは、SMS認証ができないためアカウントを作れません。すでにLINEアカウントを持っていて、別の端末に引き継ぐ場合は可能な場合もあります。 - 通話品質はネット環境に左右される
LINE通話はインターネット回線を使うため、電波が弱い場所や回線が混雑している時間帯は、音声が途切れたり遅延したりすることがあります。
eSIMと物理SIMはどう違う?
eSIMと物理SIMは、「SIMの形態」の違いです。ここまで説明してきた「音声SIM」「SMS機能付きSIM」「データSIM」とは別の分類になります。

物理SIM(SIMカード)
小さなカード状のSIMで、スマホのSIMスロットに挿入して使います。従来からあるタイプのSIMです。
eSIM(イーシム)
スマホに内蔵されたチップに、契約情報をダウンロードして使います。物理的なカードがないため、カードの差し替えは不要です。契約後すぐに開通できるのがメリットです。
どちらの形態でも、「音声通話SIM」「SMS機能付きSIM」「データSIM」の種類を選ぶことになります。
たとえば
- 物理SIMの音声通話SIM
- eSIMの音声通話SIM
- 物理SIMのデータSIM
- eSIMのデータSIM
…といった組み合わせがあります。
eSIMは対応機種でのみ使えるため、自分のスマホがeSIMに対応しているか確認しましょう。
初心者におすすめの格安SIM:BB.exciteモバイル
格安SIMデビューを考えている人におすすめなのが「BB.exciteモバイル」です。初心者でも安心して使える音声通話SIMを、業界最安級の料金で提供しています。
BB.exciteモバイルの音声通話SIM料金
BB.exciteモバイルでは、音声通話SIMで2つのプランを選べます。
Fitプラン(段階制)- 使った分だけ支払い
| データ量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 低速のみ | 495円 |
| 〜3GB | 690円 |
| 〜7GB | 1,190円 |
| 〜12GB | 1,890円 |
| 〜17GB | 2,750円 |
| 〜25GB | 2,990円 |
「自分が毎月どれくらい使うかわからない」という初心者の方に最適です。使った分だけ料金が決まるので、無駄がありません。
Flatプラン(定額制)- 毎月定額で安心
| データ量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 5GB | 1,210円 |
| 14GB | 1,650円 |
| 30GB | 2,068円 |
| 40GB | 2,970円 |
| 50GB | 4,400円 |
毎月の使用量が安定している人におすすめです。30GBで月額2,068円は業界トップクラスの安さです。
BB.exciteモバイルが初心者におすすめの理由
1. 初期費用0円で始められる
BB.exciteモバイルは、新規契約事務手数料(通常3,300円)とSIMカード発行手数料(通常433円)が無料です。初期費用を気にせず、気軽に格安SIMデビューできます。
2. 解約金0円で安心
「使ってみて合わなかったらどうしよう」という心配は不要です。契約期間の縛りや解約手数料は一切ありません。
3. 通話料が半額
「エキモバでんわ」を使えば、通話料が通常22円/30秒のところ、半額の11円/30秒に。音声通話SIMをおトクに使えます。
4. データシェアで家族もおトク
1契約で最大5枚のSIMカードを発行し、データ容量を家族で分け合えます。家族それぞれに合ったSIMタイプ(音声SIM、SMS機能付きSIM、データSIM)を選べるので便利です。
参考>「格安SIMなら5台で月4000円」 BB.exciteモバイルで仕事の生産性と家計を変える
5. BB.excite光とのセット割引
BB.excite光を利用している場合、音声SIM1枚あたり月額220円の割引が受けられます(最大5枚まで)。
音声通話SIMの料金シミュレーション
大手キャリアからBB.exciteモバイルの音声通話SIMに乗り換えた場合の節約額を計算してみましょう。
| 項目 | 大手キャリア | BB.exciteモバイル | 節約額 |
|---|---|---|---|
| 3GB | 約5,000円 | 690円(Fit) | 4,310円/月 |
| 14GB | 約7,000円 | 1,650円(Flat) | 5,350円/月 |
| 30GB | 約8,000円 | 2,068円(Flat) | 5,932円/月 |
年間で5万円〜7万円の節約になります。
音声通話SIMは「高い」というイメージがあるかもしれませんが、BB.exciteモバイルなら3GBで月額690円から。データ専用SIMに近い料金で、すべての機能が使える音声通話SIMを利用できます。
まとめ
格安SIMの3種類の違いをおさらいしましょう。
| SIMの種類 | 電話 | SMS | ネット | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| 音声通話SIM | ○ | ○ | ○ | メインスマホ、初心者 |
| SMS機能付きSIM | × | ○ | ○ | サブ端末、SMS認証が必要な人 |
| データ専用SIM | × | × | ○ | タブレット、とにかく安くしたい人 |
初めて格安SIMを使う人、メインのスマホとして使う人は「音声通話SIM」を選べば間違いありません。
料金差は月額200〜300円程度ですが、電話・SMS・緊急通報のすべてが使える安心感は、それ以上の価値があります。
この記事を参考に、自分に合ったSIMを選んで、格安SIMライフを始めてみてください。




